らくがき

「のほほん」ってローマ字で書いたら、後ろから読んでも「のほほん」になることに気付いた時の感動といったら。

ほぼホワイトハットで1年間運営してきた、アフィリエイトの結果と方法

2015年2月にアフィリエイトを再開し、1年ちょっと経過しました。 

期限付きの目標は立てずに気長に運営してきましたが、去年末ぐらいに収支がプラスになり、その面では形になってきたので、ここらでその結果と方法を紹介してみます。

 

と言いましても、何か方法論を確立しているわけでもなく、試行錯誤の中でたまたま上手くいっただけかもしれません。

部分的にヒントとするか、1つの事例として見て頂けたらと思いますm(__)m


なお、初めからある程度投資したり外注を使ったりしていますが、実はアフィリエイトは13年前に知り、色々なことに挑戦してきたことが背景にあります。

その辺のことはこちらに書いていますので、よろしければそちらを先にどうぞ!

nohohon.hatenadiary.com


1年間のアクセスと報酬の推移

ホワイトハットは結果が出るまでに時間がかかると言います。

実際に1年経っても満足いく結果ではないので、確かに根気が必要だと感じますが、僕の場合は運よく3か月たった頃にアクセスが増え始め、試したいアイディアが常にあったことで、めげずに続けることができました。


アクセスの推移

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途中アナリティクスとアドセンスの連携が上手くいかずにアカウントを変えたので、2つにまたがっています。


また後ほど書きますが、不定期でいくつかの広告を試したりしています。
そこからの流入数が多かった月もあるものの、オーガニック検索だけ見ると、1年間ずっと右肩上がりです。

直近3月は広告なしでUUが8.7万、PVが10.3万でした。

 


紹介している案件は安くない単価なので、コンバージョンだけ考えるなら、ここまでのアクセス数は必要ないのかもしれません。
ただ、それも結果的によかったこともあるので、それも後ほど紹介します。


確定報酬の推移

次に報酬です。

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元々取り扱う案件も決めずに始めていて、開始から約半年はアドセンスを貼っているだけでした。


ASP広告はデータを見ながらひと月毎に貼り方を調整して、去年12月途中に今のやり方にしたのが当たり、直近で確定80万円を超えたぐらいです。

割合的に1つの広告が突出している感じなのですが、それと同じサービスの他社広告が他に4つ、さらに他3種類の広告で成約があります。


ASP広告を開始してからもしばらくはアドセンスが占める割合が大きく、今もまだ両方掲載しています。
さすがにメインのサービスに関係する広告はブロックしましたが、だからと言って発生件数が大きく伸びるでもなく、今のところ辞める程の悪影響は感じていません。

今後ABテストをしながら、具体的に測っていく予定です。


サイトのテーマを決めた経緯

レッドオーシャンの第一線でガツガツ戦うのは性に合わず、この辺のテーマは候補にあがりませんでした。

 

ただ、あれこれ同時進行でこなせるほど器用でもないので、1つのサイトである程度の結果が出せるよう、市場規模が大きいことは意識しました。

 

今も1つのサイトしかやっていませんが、テーマの抽象度は高めです。


例えば、ウォーターサーバーをズバリ扱うのではなく、育児をテーマにウォーターサーバもそうですし、ノンカフェインのコーヒー、産後のダイエット、学資保険など幅広く取り上げるイメージですかね?

ブログではないので、それぞれをカテゴリーにして、複数ページで掘り下げています。

 

本来はサイトを分けた方がリスク分散にもなって、それぞれのトップページを有効に使えるというのは今になれば思うのですが、名刺代わりになるパワーサイトを作りたいという意識が強く、てんこ盛りのサイトになりました。

 


またそのテーマは、セオリーである「好きなこと」や「得意なこと」ではなく、あくまで実績になりそうなことを優先しました。


後述する通り、記事は90%以上が外注で、まったく予備知識のないことで苦労も多いですが、本などを読みながらやっています。

よく言えば、その辺の苦労は厭わない覚悟だったので、フラットな視点でテーマを選べたかもしれません。


ほぼホワイトハットだけど被リンクは意識

「ブラックハット」と「ホワイトハット」という2つで分けるなら、僕のやり方はホワイトハットに近いと思います。

昔に作ったサイトが1つだけ残っていたので、途中そちらからリンクを貼ったこともありますが、特に効果を感じることもなく、すぐに外しました。

 

 

少し話がそれますが、一度ブラックハットで有名なアクセルさんに、突撃アポしたことがあります(笑)

 

新規のライターさんの面談で東京に来たのが、向こうの勘違い(?)で予定が空いたところに初めて声を掛け、ブラックハットについて聞きまくりました。

そして、その時教えて頂いたツールにすぐ登録し、狙っているワードで上位表示されているサイトを調べました。

 

そうして上位サイトの被リンクを見ていることで、自演リンクは方法の1つでしかなく、戦略的に被リンクを集めればよいと気づき、奇しくもそれは自然とやっていたことだったので、まずはその方法を強化することにしました。

 

そのたまたまやっていたことというのが、これから紹介する4つの施策です。 


1.内容の濃さに意識を向ける

インターネット上の情報の質への疑問は前から感じていましたが、それ以上に自演リンクの勝負で勝てる気がせず、他の方法によりどころを見出したくて、質に意識を向けました。

 

もちろん、意識すればできるというものではなく、元々得意分野でもないテーマで、なおかつ外注ということで、質を担保することには今も苦労しており、まだ完璧とは言えません。

そもそも、記事の質とはなんぞや?というところも、答えにたどり着けてはいないのですが、あるキーワードの検索意図を捉え、それに漏れなく答えることを意識しています。


こちらのぐっちさんのやり方に近い感じでしょうか…?

kkadvance.jp

 

文字数は決めてかかってはいませんが、最近は1記事当たり5,000文字ぐらいが平均で、中には1万文字を超えるものもあります。

それが原因でページを回遊する人が少なく、直帰率が高めになってしまっているのではないか?と気がかりなのですが、狙っているキーワードで上位表示できているページも少なくはないので、今も重要視しています。

 


ただ、話をややこしくするようですが、案件を紹介・成約することがアフィリエイトサイトの役割だとします。
そうすると、例えばある問題を解決する方法が3つあったとして、そのうち1つが商品やサービスにつながるとすれば、その1つを優先的に、もしくは独占して紹介することが、成約率を高めるためには正解かもしれません。

 

でも、今のやり方では記事の質の方をより重要視することで、3つともを漏れなく、公平に扱うことが最優先となり、アクセス数に対して成約率が低いのが悩みです。

 

僕の場合は利益だけでなく、アクセスを増やすことも運営の目的(=実績作り)としてあるため、そこでなんとか正当性がうたえますが、もっとアフィリエイトサイトとしての役割(=成約)を意識して、それに特化する方が賢いとは思います。。


2.扱うキーワードとその目的

アフィリエイトサイトは成約が取れてこそ価値があり、オーガニック検索で集客する場合、キーワードがとても重要だというのはよく聞く話です。

その分類方法として、「ビッグワード」と「テールワード」という概念がありますが、僕は主にミドルワード狙いで、成約を狙いのキーワードを次の4つのカテゴリから探します。

 

1.商標/地域系ワード…例)アコム 口コミ/関西アーバン銀行 カードローン
2.ハウツー系ワード…例)カードローン 申し込み
3.悩み系ワード…例)カードローン 通らない
4.知りたいワード…例)カードローン メリット

 

キーワードによっては意図が複数にまたがるので、厳密にどれかに分類されるわけではないですが、どれかに属するキーワードを記事にしています。
もっと言えば1.は今のところ扱っていないので、2~4.が中心です。

 

これ自体はなんら変わった考え方でもないと思うのですが、僕の場合はもう1つ、ニュース系や用語解説を意図するキーワードを取り入れています。

カードローンだったら、「利息制限法」とかですかね?

 

これらのキーワードは、広告のクリック率が明らかに低いのですが、検索上位にアフィリエイトサイトがほとんどないので、被リンクがなくても1ページ目に食い込める割合が高い点が、競合ワードと大きく異なる点です。

中には検索ボリュームが数千のものもありますし、それだけあれば、成約につながることもあります。


また、元々広告の紹介を意図していないだけあって、成約狙いのキーワードよりも自然と被リンクが付きやすい傾向にあります。

その多くははてぶだったり、キュレーションサイトからのものですし、谷で1回取り上げられた方がよっぽど多いと思います(笑)

 

それでも、中にはASPにはない企業からの掲載依頼から、相互リンクや業務提携につながった例もあります。

 

またもっと特殊な例では、今1番アクセスを集めて記事がこれ系のキーワードを狙ったもので、月間2万PVほどあり、ちょうど話題性もあったので、去年末に雑誌の取材が来ました。
自分で書いていないので困りましたが(笑)、狙ってやるのも面白いと思います。

 

サイトテーマが広がり過ぎてしまうことによる悪影響もあるかもしれないので、これが正しいかどうかは分かりませんが、結果的に自演リンクをせずに回せている要因の1つだと考えています。


3.ソーシャルリンクを意図的に集める

僕が全盛期でやっていた頃は相互リンクページが必ずあったぐらいですから、アフィリエイトを再開した1年前、被リンクのことはページランクぐらいしか知らず、活かせる知識は皆無でした。


そんな中で、とりあえずはFecebookページを作り、広告でファンを集めることから始めます。
反応を見ながら調整を繰り返し、1いいね50円ほどの単価で、1,000いいねになるまで広告を出しました。

 

結局のところ、全部がアクティブではないので、1,000という数字に価値はないというのが、やってみた結果思うところです。

 

とはいえ、今もそのときも記事をアップする際は、そのFacebookページで告知するようにしているのですが、中には「いいね」やシェアで反応してくれる人がいて、直接的か間接的かは分かりませんが、はてぶや被リンクにつながるケースもあって、まったくの無駄というわけでもありませんでした。

 


また、その後Twitter広告も試し、1フォロワー100円ほどの単価で、400フォロワーになるまで育てました。
こちらも明らかな効果を感じられるほどの運営はできていないのですが、テーマについてしっかり勉強し、フォロワーと積極的に交流できるなら、力を入れて運営する価値があると感じています。

 

ただし、できれば同じテーマで情報発信する人との交流が必要となるため、それは問題を抱えた当事者ではなく、違う立場で興味を持つ人になります。

必然的に同業者や似た立場の人となるため、その立場の人から認められる記事が求められ、ハウツー系とかよりも、ニュース系記事もあって効果が感じられる施策かもしれません。

 

4.純広告からの被リンク

FacebookTwitterの広告から、間接的にリンクが付く可能性があることに気付き、単純にアクセス数が稼げる広告を試した時期もありました。

これもいわゆるアフィリエイトサイトっぽくないイメージであることで、広告の依頼がしやい印象があります。


具体的にな掲載先は伏せますが、今はちょっと効果が落ちて来てしまっているので、知ったところで…だと思います^^:

1回の掲載が5,000~1万円で、多いときには数千のアクセスがありました。

 

バズるとかそういう次元の話ではありませんが、同時期にツイートやはてぶが増えたので、反応もあったようです。

この辺は記事やサイトテーマとの相性の影響も考えられますが、センスがあればもっと結果が出そうですね。センスがあれば…。

 

外注でもホワイトハットは成立するか?

そんな感じの広告をメインとする被リンク対策は自分でやっていますが、記事のほとんどは外注で、一人のライターさんに書いてもらっています。

現在ちょうど100記事になろうかというところですが、1年がかりで増やしてきたので、月平均10記事もアップできておらず、スローペースです。

 

このライターさんは、一時期受注の仕事に関わっていた時に出会った方で、ランサーズ経由でした。

今回のテーマに精通しているわけではなく、これまでの姿勢を見て依頼しました。

 

正直癖があって、たまに怒られるのですが(笑)、その辺の苦労話は今回の趣旨ではないので、また機会があれば聞いてくださいε-(´∀`; )

今回は「外注を使ってホワイトハットが成立するか」が重要なところかと思いますが、結果は最初に紹介した通りで、大台の月100万円は達成できそうです(たぶん)。

 


そうは言っても、記事のレベルに満足しているかと言うと、感覚的には7割ぐらいです。

文章が堅めだったり、もっと分かりやすい構成ができそうな気がしていたりという課題があり、何より広告ありきの書き方はしていないので、まだ追及の余地があると思っています。

 

逆に言えば、完璧とは思える出来ではなくても、ある程度の結果にはなっているとも言えます。

 

 

7割満足している部分については、ほぼ外注さんが書いた文章のままでの満足度です。

僕が手を加えるのはタイトルと見出し、文字装飾ぐらいで、大半をそのまま使っています。


その代わり、依頼書を作るためだけに検索結果やQ&Aサイト、時には本で何時間もかかけて調べ、1日寝かして確認したりしてまとめていて、その辺の労力が、外注さんありきのサイトでも体裁を保てている要因だと思います。

この辺はディレクションスキルとも言える部分で、不満の3割はそこが不足していることも原因なので、まだまだ上げていきたいところです。

 

 

結局のところ、今の指示の仕方では外注さんの裁量を入れる余地があまりないので、手間が多くて多馬力にはなっていませんが、この経験は次に活きるでしょうし、分析や改善案を考えることに集中できるだけでも十分ありがたいです。


デザインはWPの無料テンプレート

デザインにはほとんど力を入れていません。

ワードプレス独自ドメインを入れ、無料のテンプレートを使っています。


まだアドセンスが収益の割合として大きかった時、有料のテーマを試して数字が落ちてしまったので、結局無料のままです。

 


トップページは、こちらのプラグインを使ってオリジナルにしていますが、載せているのはメインテーマの目次ページへのリンクとテキストぐらいのもので、大したことはありません。

SiteOrigin Widgets Bundle — WordPress Plugins


あとは13年前にホームページビルダーでアフィリサイト作りを始めた経験から、CSSが少し分かるので、メリハリが出るよう見出しタグやちょっとした文字装飾をしています。


今のところお金をかけたのはロゴだけで、ココナラで4,000円ほどで作ってもらいました。

ココナラ - あなたの得意でハッピーが広がるワンコインマーケット


多くの先輩が言うように、デザインと関係なく売れるものは売れます。

ただ、読みにくさを覚えないことで直帰や離脱が減り、結果的に売り上げや紹介意欲につながることはあると思っているので、いずれそれも試してみたいと思っています。

こんなのとか、すご過ぎますよね><

cardloan-girls.jp

 

最後に

というわけで、僕なりのホワイトハットの方法でした。

人様に誇れるような結果でもなく、ある日突然「ボカン」ともいかずにじれったいのですが、また面白いデータが取れたら紹介します!