サーチコンソールから考える3つの改善ポイント
こんにちは、やらしいの人です。
ブログの更新はしばらくぶりで、最近は会うと必ずってぐらい「普段何やってるんですか?」って聞かれますが、朝は比較的ちゃんと起きて仕事もしてます。
まぁ確かに、日に日に飲み出す時間が早くなってる(15時台とか…)んですが、主に外注さんとかASPからのメールを返したり、メール返したり、あとメール返したり…(ん?)
というのも、月初めに前月分の集計をして、それを元にサイトを調整したり、A/Bテストをしたりしたら、結果を判断するまで1か月は間を置くことが多いです。
その間はよほど想定外の動きをしない限り、じっと我慢して待つしかないので、実質的にそのサイトにかける時間は短めです。
じゃあそのテストって何をしてるのか?
それをまとめたいところですが、こればっかりは戦略にもよりますし、決まった答えがあるわけではありません。
僕の場合は、流入状況と広告の反応などを総合的に見て、課題があったらそれに対する仮説を立てて試す、考えて試すの繰り返しです。
なので、以前多くの方に読んでいただいたこちらの記事も、取り入れていただいているという話は耳にするものの、じゃあそれ以降をどうするか?というところは体系的にしにくいもどかしさはあります。
そして何より、集計するのは面倒くさいはず(笑)
というわけで今回は、もう少しかんたんにできるサーチコンソールの見方を紹介します。
特別な方法ではないので、やっている人も少なくはないと思いますが、エクセルにまとめる必要もなく、すぐにできると思います。
よかったらやってみてください!
■サーチコンソールを見る手順
まず、対象サイトの「検索アナリティクス」ページを開き、クリック数、表示回数、CTR、検索順位とすべてのチェックボックスをONにします。
次に日付け下の「過去28日間」の部分をクリックし、「過去90日間」に変更します。
以前は「期間を比較」で見る方法を紹介しましたが、今回は普段見ていないページをテコ入れすることを想定しているので、取れているクエリは可能な限り見れるよう、最大期間に設定しています。
(もしも季節性があるジャンルなど、変化が速い場合は直近1か月程度で見てもいいと思います)
これで90日間でクリック数が多いクエリの一覧が出てきますが、これをページ単位で見ます。
ラジオボタンの「ページ」を選択してください。
するとクリック数が多いページが順に出てくるので、これを表示回数順に変更します。
一覧表の「表示回数」のところをクリックすると、ソートの基準を変更できます。
この表示回数というのは、ユーザーがGoogleで検索をして、その検索結果画面に表示された回数のことだそうです。
つまりは、表示回数が多いほど目に触れる機会が多く、それだけポテンシャルが高いと考えられます。
じゃあその表示回数が多いページに手を加えて、より自分のサイトに来てもらえるようしようというのが今回の趣旨です。
特に、表示回数が多い割にクリック数が少ないページというのは、せっかくの露出を上手く活かしきれていない分、伸びしろも大きいはず。
その上クリック数が少ないということは、アクセスが少なく、普段意識しないページであることも多いので、より注目してあげるといいですね。
ここでは、表示回数が多い順に見ていきます。
まずは見たいページの行をクリックしてください。
続けてラジオボタンの「クエリ」をクリックし…
「表示回数」をクリックして、もう1度表示回数順に並び替えます。
これで準備完了です。
■実際の施策の例
ではこのデータを見てどのような施策をしているのか、ここでは3つの例を紹介します。
1.タイトルやdescriptionにキーワードを加える
ここでも見方は同じで、表示回数が多く、順位の割にクリックされていない(=CTRが低い)クエリというのは、それだけ取りこぼしがあり、改善の余地があると考えます。
ただし、そう考えて何度改善をしても、一向にCTRが上がらないことが過去にありました。
これはこの表示回数というが、純粋に人が検索したものだけではなくて、ツール経由の検索、例えばGRCなども含まれているからなのかもしれません。
それ以上検証できないですし、そのクエリにツール経由が含まれているかどうかの判断は経験則になってしまうのですが、やはりライバルが多いビッグワードほど、この傾向が強い気がします。
その点には注意しつつ、本文中にそのクエリが意図する内容を書いているものの、タイトルにもDescriptionに含めていないワードがあったとします。
その場合はできればタイトルに、文字数の関係上それ以上加えられない場合は、Descriptionにそのワードを加えます。
もしもそのワード自体は含んでいないものの、類義語を使っている場合は、表示回数の多さや現在の検索順位を考慮して変更したり、「()」を使って両方入れたりすることもあります。
(例えば「リフォーム」と「改修」など)
こうすることで、単純に順位を上げることを狙ったり、検索結果上でより目立つようにし、同じ順位でもCTRを上げることを狙います。
また後者の狙いでは、思い切って大幅にタイトルを変更することもあります。
ただそうすると、逆に順位が下がってしまうこともあるので、すでにある程度アクセスがある場合は慎重に、まったくないなら大胆に変更するなど、リスクとリターンのバランスを見て決めてください。
なお、CTRの絶対的な数字というのは、僕はあまり重要視していません。
というのは、先ほど説明したように、ツール経由と思われる表示回数のブレがあったり、ライバルの有無、悩みの深さによっても違いが出ます。
なので3位でもCTR20%近いクエリもあれば、1位でも10%を切ることもあります。
2.ページor記事に内容を追加する
記事を書く前のリサーチをしっかりしていれば、あまりないことなのですが、たまに考えになかったクエリを拾うことがあります。
当然本文でもその内容にも触れていないわけですが、検索されているということは、ニーズがあると考えられます。
例えば、「アロマオイル ラベンダー 原産国」というクエリを狙っていて、フランス産とブルガリア産について書いていたとします。
それがクエリを見ていると「アロマオイル ラベンダー タスマニア」というものが見つかったとしたら、「アロマオイル ラベンダー 原産国」と検索する人は、タスマニア産についても知りたいと考えて、後からでも記事の内容を調整し、できればタイトルやDescriptionにも「タスマニア」を加えます。
ただ、その記事に加えることが適当ではない場合もあります。
その場合は他の記事を新たに追加して、そのクエリを拾いに行くこともあれば、サイトコンセプトに合わないクエリの場合はスルーします。
3.その記事に内部リンクを集中させる
例えば平均掲載順位が11位などの2ページ目にいて、それでもある程度の表示回数がある場合、もう少し上がって1ページ目に入れば、露出が一気に増える可能性があります。
それがコンスタントに成約しているページであればなおよく、そうでなくても流入経路として期待できます。
そこで、そういった可能性があるページを見付けた場合は、内部リンクをそのページに集中させて、1ページ目に入るよう狙ったりすることもあります。
特に成約から遠いけどアクセスが多いページなどがあれば、他のページへアクセスを流すことで、間接的にでも貢献するようにしたいので、そこから関連付けるというのはよく試す施策の1つです。
もちろん、自演リンクをやっている人であれば、その強化でもいいですね。
■最後に
今回の方法は、ある程度公開から時間が経っていて、検索クエリが拾えていることが前提にはなります。
ただ見方を変えれば、その記事を公開してから時間が経っているにもかかわらず、クエリが拾えていないのなら、コンテンツやリンク対策から見直す必要があるのかもしれません。
最初に見たページ毎の表示回数というのは、「そのページがどれだけ検索結果に表れているのか?」を表しているので、一種の成績表として見ることもできます。
僕はたくさんのことを同時進行できるような器用さはないので、ページ1つ1つのポテンシャルはなるだけ引き出していくスタイルです。
その中でも今回の方法は、比較的かんたんにできるものだと思うので、よかったら参考にしてみてください!
では、また気が向いた時に(笑)
次は何に挑戦しようか(*'ω'*)